2009年6月1日

TeXで不等号を入力する

TeXというツールは、数式を手軽に、かつきれいに入力できることや、文章のレイアウトに気を遣わなくていいという意味で、とても便利なツールだ。
ただ、文章中の装飾(表の作成や、図の貼り込み、あるいは太字にするかイタリックにするか)をコマンドで指定しなければならないので、めんどうなときもある。

中でもめんどうなのが、記号の入力だ。
πは¥pie といれればよかったり、sinを¥sinとすればよいなど、わかりさえすれば楽なのだが、あまり使わない記号だと、探してしまう。

そんな、TeXの記号で、実はずっと悩んでいたことがあった。
不等号の入力の仕方が分からなかったのである。
不等号というのは、<や>のことで、下にイコールがついたり一本線がついたもの(たとえば、≧など)は知っていた。
しかし、イコールのない、ただの<や>となると、どこにも載っていない。

探し方が悪いのだと思って、何冊も本を読んだり、かなりの時間をかけてネットを検索しても分からなかった。

そしてふと、気づいた。
<>は別に命令ともかぶっていないから普通に入力してもよいのでは?

やってた。
当たりだった。

今までしかたなく全角記号で我慢していたりしたのが、少々恥ずかしくなるぐらいあっけない。
<>が表示できないなんて、まったく、><って感じだ。

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