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2010年11月17日

org-modeで出力用のマクロ

org-modeで、画像をLaTeX形式に出力するのは、別に難しくないけど、オプションはどうやってつけるのかな?と悩んでいた。
とりあえず、普段は直接LaTeXのincludegraphicsコマンドを書いていたのだが、たぶん、別の方法があるはず。。。
と思っていたが、それを探すよりも、マクロを定義した方がいいんじゃないかと考えた。
こんな感じのマクロをくんで、
#+MACRO: PDFfigure \begin{figure} \n \includegraphics[mediaboxonly=/CropBox, width=15cm]{images/$1.pdf} \n \caption{$2} \n \label{$1} \n \end{figure}

本文で、
{{{PDFfigure(whyandwhat, どうなってる?)}}}

とすれば、whayandwhat.pdfというファイルを読み込み、キャプションを「どうなってる?」に、ラベルを「whyandwhat」にした、LaTeXコードを出力してくれる。つまりは、これ。
\begin{figure}
\includegraphics[mediaboxonly=/CropBox, width=15cm]{images/whyandwhat.pdf}
\caption{どうなってる?}
\label{whyandwhat}
\end{figure}

この設定を使えば、大きさをそろえた画像で、かつ、PDFの一部だけを切り出したものを表示することができる。(PDFの一部だけを表示する設定については、こちらで書いた)
HTMLに出力する場合は困るんだけど、まあ、それはそのうち考えようかな、というところ。
僕はHTMLよりは、TeX→PDFの方が実用的だと思っているので、HTMLは滅多に使わないので、これでいいかなと思う。

実際には、
#+ATTR_LaTeX: width=15cm, mediaboxonly=/CropBox
[[./images/whyandwhat.pdf]]

とすれば、同じようなことができるようなので、こちらでマクロを作成した方がいいかもしれない。
マクロ定義中で、改行が\nだということを覚えておくと、以外と便利で、けっこう長いマクロもかけてしまう。
マクロ定義の際は、途中で改行すると、認識してくれないみたいなので、ここははまってしまった。

他にスマートな方法があれば、マクロで定義しているので、HTMLでも共用できる方法が見つかれば、マクロだけを書き換えれば、本文に手を入れなくて済むという利点もある。

2010年2月1日

org-modeからのLaTeX利用環境を整備


マニュアルをちゃんと読めば載っていることなんだけど、ついついその場しのぎをやってしまいます。
今日は一念発起して、org-modeでLaTeXをちゃんと使えるようにしようと思い、いろいろといじってみました。
まずは C-c C-x C-lでLaTeXの数式を画像に変換して、文書の編集中に見れるようにしてくれる機能(LaTeXのインラインプレビューとでも言いましょうか。Previewing LaTeX fragmentsと書かれています)を使います。

なぜかデバッガーの画面が出ますが、何度かescを押すと、ぶじインラインで表示されます。
(いいのかな、これで?)
適当な数式を作ってみますと、$Q=\frac{Y^{\alpha} Cl}{L}$が、次のような感じになります。

うん、いい感じ。

次になぜか変換したときに著者が文字化けするので、ファイルの先頭で指定することにしました。
#+AUTHOR: 岡村 土竜
#+TITLE: スローな子育ち
org-modeをインストールしたときには、この機能、ちゃんと有効だったのですが、いつの間にかエラーが出るようになっていました。
プレビューは、LaTeXで変換したdviファイルをpngに変換するものですので、この機能を提供しているdvi2bitmapというプログラムをmacportsからインストールすると、ぶじ動きました。
(この間、libpngのアーキテクチャが古いといわれ、zlibとlibpngに+universalをつけて、再インストールしました)

この他、デフォルトのタイプセット用に、jsarticleを指定して、普段使いのパッケージが使えるようにしておきました。
これはこんな感じ。
(add-to-list 'org-export-latex-classes
'("jsarticle"
\\usepackage{tabularx}
\\usepackage{longtable}
\\usepackage{graphicx}
))
(setq org-export-latex-default-class "jsarticle")
もう少しいじって、PDF画像の貼り付けを楽にしておきたいなと思いますが、それは午後に出もやることにします。
仕事も進めないといけませんしね。

2009年8月19日

Org-modeを使う

どうしてもEmacsが手放せなくて、ときどき、集中して便利な使い方を覚える。
そうするうちに、Emacsでやる作業が一つ増え、二つ増えして、さらに依存度が高まってしまう。
便利なスマートフォンを手に入れて、モバイルライフをエンジョイしたいよ!って思いつつも、Emacsの動かない端末なんていらん!と結局は思う。

今日はOrg-modeという、アウトライン編集とスケジュール管理に使えるツールの使い方を覚えようと、四苦八苦した。
(といっても、普通の使い方をする分には簡単)

まずは、mobilememoさんが訳してくれたマニュアルを読んでだいたいのことを理解する。
次に、最低限のメモ環境として、remember-modeをインストール。
便利に使うために、rubikichiさんのサイトから設定をもらってくる。

これで、アウトライン編集(章や節単位で表示したりしなかったり、移動したりもできる)が可能になった。

少し実験してみたのだが、LaTeXの記法はそのまま使えるみたい。
なので、移行方法としては、今まで使っていた文書ファイルをそのまま拡張子だけorgに変えて、少しずつ置き換えていくのがよいかも知れない。
まあ、section辺りの置換は一発でできるけどね。